引越し作業の時間はどのくらい掛かるのでしょうか?
引越しの当日には「管理会社の退去立会い」「処分業者・電気工事業者の作業」「電気・ガス・水道の停止立会い」などの様々な業者との打ち合わせがあります。
事前のスケジュールをしっかり把握しておかなければ、無理な行程で予定を組んでしまい、当日に関係各業者に迷惑を掛けてしまったり、夜中まで時間がズレ込んだりしてしまうこともあります、、、
そこで今回は、
引越しの作業時間について解説し、注意しておくべきポイントをお伝えしていきます。
makotoと申します。
現在、某大手引越し会社に勤めるサラリーマンです。
引越し業界のリアルな情報をお届けし、
「サイコーの新生活」
をスタートしてもらうための活動をしています。
時間の誤差が発生するポイントは?
そもそも引越し作業というのは、作業の始まりから終了するまでの時間を正確に読むことは出来ません。
全く同じ作業はこの世に2つと無く、
あらゆる引越し作業の様々な条件によって作業の終了時間のズレが生じます。
では、そのズレは一体どのようなことが原因なのでしょうか?
・荷物の量が少ないか多いか
・階段作業かエレベーター作業か
・何階での作業なのか
・マンションのエントランスから部屋までの距離
・トラックは家から近い位置に駐車できるのか
・事前準備の荷造りが出来ているか出来ていないか
・分解、組み立ての家具が多いか少ないか
・作業スタッフの経験値や能力がどうなのか
このように、
様々な条件により引越し作業に要する時間は変動します。
作業がスムーズに早く終了するか長時間での作業になってしまうかは、これらの
「作業条件」が大きく影響するため、これらを踏まえて考える必要があります。
平均的な作業に掛かる時間は?
引越し作業に掛かる時間は、現住所の荷物をトラックに「積み込む作業の時間」と、新居での荷物を降ろして搬入する「お届け作業の時間」と、現住所から新居への「移動時間」の3つがあります。
前項の解説のとおり時間の誤差やズレはありますが、一般的な平均作業時間は
1トン車1台分を積込む時間は1~1.5時間程が必要な目安時間になります。
積込むだけで1~1.5時間程が必要なわけですから、新居に降ろすお届け作業も1~1.5時間程が掛かります。
それらを踏まえて考えると以下のようになります。
【積込み作業+お届け作業+移動時間】
2トン車分 ― 2~3時間+移動時間
3トン車分 ― 4~5時間+移動時間
4トン車分 ― 6~8時間+移動時間
一般的な3~4名家族の荷物の量は約4トン車分が多いですが、実は朝9時から作業がスタートしても、新居で作業が終わる時間は夕方が目安です。
朝から夕方まで時間は必要になるため、当日に別の用事などをスケジュールには入れないように注意が必要です。
打ち合わせでの注意点
引越し作業は思っている以上に時間が掛かるものです。
引越しの作業時間について、営業マンとの打ち合わせでは注意しなければいけないことがあります。
それは、
自分のスケジュールを優先するあまり、引越し業者に時間の強要をしないことです。
引越し作業は人力で行うモノです。
いくら引越し業者は引越しのプロであっても、人間が行う作業に絶対はありません。
時間に追われて行う作業は、心理的なプレッシャーからミスが発生する可能性は高くなって当然なのです。
せっかくの新居での新生活でトラブルは避けたいものです。
自身のスケジュールを優先するあまり、
引越し業者に作業完了時間を急かしたため、スタッフがミスを犯し、大切な家屋や荷物に物損などの事故が発生してしまうことになりかねません。
まとめ
引越しの当日のスケジュールは、
様々な業者との打ち合わせや手続きなどを避けて別の日に設定することがおススメです。
これまで作業時間の目安も含めてお伝えしてきましたが、引越しの作業時間というのは天候にも左右されます。
例えば当日の天候が「雨」であたり、移動の際に交通渋滞や障害にあえば作業時間の誤差が発生します。
引越し作業時間の目安は、
あくまで1トン車分の積み込みで1~1.5時間ということを考慮して、自分の家の荷物の量を踏まえて、余裕あるスケジュールを組むことを心掛けましょう。