引越しについての疑問点

引越しの荷造りはどうしたらいいの?何から片づけたらいいの?

 

引越しの準備をするときに気になるのは

ダンボールへ箱詰めする荷造りをどうすればいいのか

ということ。

 

 

『一体何から何まで荷造りをしておくべきなのか、、、』

『引越し業者のスタッフはどんなところまで作業してくれるのか、、、』

『何から片づけたらいいのか、、、』

 

引越し当日に引越し業者の方に迷惑を掛けてしまったり、自分自身の準備不足で時間が掛かってしまったりすることは避けたいものです。

 

そこで今回は、

引越しの荷造りについてどのように準備をすれば良いのかを解説していきます。

 

 

管理人
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筆者のプロフィール

makotoと申します。

現在、某大手引越し会社に勤めるサラリーマンです。

引越し業界のリアルな情報をお届けし、
「サイコーの新生活」
をスタートしてもらうための活動をしています。

 

 

荷造りは何から何まで箱詰めすればいいの?

引越しの準備をしよう!!と思ったとき、

引越し業者が来るまでに

「一体、どこからどこまで荷造りをしておくべきなのか?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?

 

いくらネットで調べたり人に聞いてみても、結局は他人の家にあるものと自分の家にあるものは違うため、自分自身の家の荷物ではどうすればいいのか分かりにくいものです。

 

一体、どうすればよいのでしょうか?

 

 

 

 

正解は、

 

ダンボールに入るか入らないか

ということを基準にすることです。

 

荷造りをしておくべき範囲は、家の中にある全ての家財の中で

「ダンボールに入るか入らない」で判断すれば正解です。

 

 

ダンボールに入るというのは、ダンボールのフタが平行にピタッと締まる状態のことを指します。

ダンボールに入れてもフタが山盛りになるようなものは対象外です。

 

したがって、

家の中にある全ての家財の中で、

ダンボールに入ってしまうサイズのモノは全てダンボールに入れておくことが正解なのです。

 

 

ちなみに、荷造りを進めるにあたりどうすればいいのか悩むことの一つとして

「小物家電類」があります。

例えば、炊飯器・ポット・トースターなどの小物家電類です。

しかし、こちらもダンボールに入るかどうかが判断基準となりますので、ダンボールに入るサイズの場合は入れてしまいましょう。

プチプチなどで包んでダンボールに入れておくことで正解です。

 

冷蔵庫の中身はどうしたらいいの?

冷蔵庫の中身はどうすればよいのでしょうか?

 

引越しで冷蔵庫を運搬するときは、

中身は空にしておかなければ運搬できません。

 

さらに、水抜きをするために引越しの前日には電源を切っておかなければならないのです。

水抜きをせずに運搬すると、トラックの中などで水が抜けてくることになり、他の荷物が濡れてしまう可能性があります。

 

引越しの前日には中身が空になるようにうまく調整しなければ、中身の食料品などを破棄しなければなりません。

せっかく買ったモノを捨てることになり、もったいない思いをすることになってしまいます。

 

もしクーラーボックスなどを用意できる場合は、最低限のモノをクーラーボックスで運び、その他の食料品は出来る限りは使い切るように心がけると良いでしょう。

※引越し会社でクーラーボックスを貸し出している業者はありません。万が一の補償が出来ないため貸し出しはしないのです。

 

貴重品はどうしたらいいの?

貴重品の運搬は自分自身で行わなければなりません

 

引越し業者は利用者に貴重品の類の運搬を依頼されても拒否します。

仮に、引越し業者に申告せずにダンボールに入れて運搬してもらうことは、物理的には不可能ではありません。

しかし、もし紛失など不測の事態が発生した場合に、すべてが補償されることはなく、利用者にとって不利益しかないのです。

 

貴重品とは

・現金

・通帳

・金融カード類

・印鑑

・貴金属

・有価証券

・その他持ち運びができる高価なモノや思い入れがあるモノ

 

ここで注意したいのは

「その他持ち運びができる高価なモノや思い入れがあるモノ」です。

 

例えば、高級な腕時計・カメラやヴィンテージの衣類や靴などは貴重品として扱われる場合があります。

また、個人的な思い出の品物なども貴重品として分類するようにしましょう。

万が一のトラブルに巻き込まれないように

持ち運びができる場合は自身で運ぶ方が良いでしょう。

 

不用品はどうしたらいいの?

引越しの準備をするにあたって、不用品の処理はどのようにすればよいのでしょうか?

実は、これが荷造りのコツとも言えるのですが、

荷造りをする前に要らないモノを捨てることがとても重要なのです。

 

むやみにダンボールへの荷造りをスタートするのではなく、まずは今回の引越しを機会に要るモノ要らないモノを選別しましょう。

そうすることで、荷造りが進めやすくなるだけでなく荷物もコンパクトにできるため、新居での荷ほどき(片づけ)もスムーズに行うことができるのです。

不用品の方法についてはこちらも参考にしてみてください↓

引越しで不用品の処分をする方法を解説【5つの方法】不用品の処分の方法を徹底解説。引越しの際に処分するものは、モノによって処分方法を使い分けることが大切です。...

 

何から片づけたらいいの?

リビング?寝室?子供部屋?キッチン?

家の中にあるモノで、一体どの部屋の何から片づけをすればよいのでしょうか?

 

それは、

「普段使わないモノから荷造りをする」ことです。

 

 

まず、覚えておきたいことは、どんなに早い時期に荷造りをスタートしても

「引越し日の1週間程前までは全体の半分ぐらいしか荷造りは出来ない」ということです。

 

普段生活をしていない家の引越しは別ですが、通常はほどんどの人が普段の日常生活を送りながら荷造りをすることになります。

大半の家庭において、家の中の小物類の約半分は日常生活で使用していますが、もう半分は普段使ってはいないのです。

 

その

普段使っていないモノから荷造りをスタートすることが荷造りがスムーズに進む順番と言えるでしょう。

 

クローゼットや押し入れなど収納の奥にあるような普段使わないモノから箱詰めして、出来上がったダンボールをその場所に納めておきましょう。

日常の生活空間も確保しながら荷造りを行うことも、荷造りを行うコツの一つなのです。

 

荷造りの便利なアイテムがある

引越し準備の荷造りを行うにあたって、引越し業者によっては便利なアイテムがあります。

荷造りが効率よく進み楽になるだけでなく、荷ほどきするときも利用者を助けてくれます。

 

「ハンガーボックス」

引越し業者の必須アイテムとして定番になっているのが「ハンガーボックス」です。

ハンガーに掛かっている衣類を掛けたまま運ぶことができるため、一つ一つ畳む必要がなくなります。

また、畳んでシワになることもなくなり、アウターなどダンボールに入れるだけで1箱を使用するかさばりも解消できるのです。

 

「シューズボックス」

「シューズボックス」は、靴の荷造りにおいての利用者の不満を解消するために誕生しました。

靴の型崩れを無くし、荷造りも早く楽に行うことができます。

家の中で一番最後に荷造りすることになる靴をもっとも早く楽に行える「シューズボックス」は、まさに痒い所に手が届くアイテムです。

 

「食器専用のボックス」

荷造りの中でもっとも手間が掛かるのが食器の荷造りです。

食器のの荷造りは、お皿やコップなど一つ一つを新聞紙などの包装紙で包み、割れにくいように箱詰めしていく必要があります。

家の中にある小物類の荷造りでもっとも時間と手間がかかるのが食器なのです。

 

その食器の荷造りを助けてくれるのが引越し業者が提供する「食器専用ボックス」です。

包装紙に包む必要がなくそのままケースに収納するため、荷造りの手間を極限まで減らしてくれます。

また、荷ほどきの際に洗い直しの必要もなくなるため、キッチン周りをよく使う奥様方の助ける強力なアイテムなのです。

 

引越し業者によって使用方法も違いがありますので、代表的な食器専用ボックスを紹介します。

アート引越センター エコ楽食器ケース
日本通運 えころじこんぽ
ハトのマークの引越センター エコプラン

 

荷造りが間に合わないとき

ダンボールへの箱詰めを進めていくけども、引越し日までに箱詰めが間に合わないときはどうなるのでしょうか?

トラブルになりそうな予感は想像できますが、引越し業者によっても対応は様々です。

 

ケース1. 追加料金を請求される

作業開始までに荷造りができていない場合、引越し業者のスタッフにて荷造りを手伝うことになる場合、数量に応じた追加料金を請求されることになります。

当日の急な追加作業になるため、通常の荷造りオプションよりも高額な金額の請求となることが多いです。

場合によっては、当初の見積り金額の2倍ほどに跳ね上がってしまうこともありますので注意しましょう。

 

ケース2. 運搬を拒絶される

荷造りが間に合わずに当日を迎えたとき、荷造りができていない小物類の運搬を引越し業者に拒絶されることがあります。

小物が入っている家財も合わせて運搬を拒絶されるため、後日に改めて運搬をしなければならなくなります。

そのため、再度の引越しの依頼となると出費が増えてしまうことは必須です。

また、賃貸物件からの退去引越しの場合は、指定退去日に間に合わなくなると延滞金の請求をされる場合もあります。

 

ケース3. 引越し作業員が無償で手伝ってくれる

引越しの作業員によっては、会社に内緒で手伝ってくれる場合もあります。

作業員の人は作業スケジュールがズレることで、次の予定のお客様に迷惑が掛かってしまいます。

そのため、追加料金などを請求せずに会社に内緒で手伝ってくれることがあります。

ただし、あくまで作業員の人の都合になるため、期待して当日を迎えることは絶対にしない方が良いです。

基本的には追加料金を請求されるか運搬を拒絶されることの方が多いです。

 

まとめ

引越しの荷造りについて解説してきましたが、箱詰めの方法や段取りをよく理解してから準備を進めましょう。

引越し業者がしてくれる範囲、自分で準備しておかなければならない範囲を正しく認識しておくことが大切です。

 

また、荷造りに不備があることで、引越しが出来なかったり追加料金が発生してしまうケースもありますので注意しましょう。

荷造りは大変な作業ですが、自分自身や家族との新生活を気持ちよくスタートさせるためには欠かせません。

しっかりと荷造りを終わらせ引越しを成功させましょう。