見積りについての疑問点

何曜日が安い?引越し料金を安くお得にする日時の選び方

 

これから引越しの見積りを予定されている方、すでに見積りを取りどの業者にしようか考え中の方は、引越し料金を安くする方法に「日時と曜日」があるのはご存じでしょうか?

日程や曜日の選び方で、びっくりするほど引越し料金は大きく変わります。

 

そこで今回は、

引越しを安くお得にする日時の選び方を解説していきます。

 

管理人
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筆者のプロフィール

makotoと申します。

現在、某大手引越し会社に勤めるサラリーマンです。

引越し業界のリアルな情報をお届けし、
「サイコーの新生活」
をスタートしてもらうための活動をしています。

 

需要と供給のバランスで価格が変わる

まず、引越しの料金は運ぶ荷物の量と輸送距離などによって決まります。

しかし、標準引越運送約款で最低運賃と最高運賃が決まってはいるものの、スタッフの人件費やその他オプションメニューは業者が独自に決めて良いことになっています。

そのため、利用者にとっては標準料金というものが無く相場も見えにくいのです。

 

あわせて、引越し料金は

需要と供給のバランスで決まる傾向も強いため、業者が忙しい時期と暇な時期では価格が変わるということが通常になっているのです。

需要と供給のバランスで料金が決まるのは、1週間の中で何曜日なのか?午前便なのか午後便なのかというところも同じです。

日時や時期の選び方で、引越し料金は5%~40%ほども変わる可能性があるため、自分のスケジュールを確認して、効率的にお得な引越し予定日を選びましょう。

引越し料金が高くなる『時期』を把握する

引越し料金が需要と供給のバランスで変わりますが、価格が高くなってしまう時期を把握しておくことがよいでしょう。

3月~4月(繁忙期)

3月~4月は1年間の中で最も引越しの見積もり金額が高いといわれる繁忙期です。

年度の変わり目であることから、学校の春休み・学生の入学や卒業・社会人の就職や転職転勤などで新生活を迎える人が最も多い時期です。

 

そのため引越しの需要が高く、ほとんどの引越し業者が値上げを行います。

昨今の働き方改革以降、ニュースでも取り上げられるように引越し業界の人手不足は問題となっています。

引越し業者の取扱い件数にも限りがあるため、繁忙期の値上げ率が高まっている傾向もあり

価格相場は通常期の約1.2倍~2.5倍の価格になります。

 

引越しの予定がある場合には、できるだけ早めに電話だけでも予約しておかないと対応できる引越し業者の選択肢が少なくなり、希望の日時も取れない恐れがあります。

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ミニ繁忙期

2月

繁忙期の3月~4月に引越し料金が高騰することから、引越しの時期を前倒しして2月に引越しをする個人や企業が増えてきています。

そのため、近年では2月に引越しの需要が高まってきています。

特に2月20日以降は繁忙期と変わらないほど引越しが集中しており、伴って価格相場も高くなる傾向があります。

9月

9月は企業によっては9月末が決算というところもあるため、

第2の転勤シーズンと言われており、需要が高まるため通常期の中でも価格は高めの設定になります。

2月と同様で月末に集中する傾向があります。

12月

12月は他の業種と同様に人件費も高騰するため、業者によっては特別料金を設定することもあります。

また、街が賑わう季節から道路の混雑で移動に時間がかかることがあり、業務スケジュールに影響が出る可能性があるため、見積り料金に影響する場合もあります。

これはゴールデンウイークやシルバーウイークなどの大型連休でも同様のことがあります。

引越しの予約が少ない日時を選ぶ

繁忙期に料金相場が高くなるのは引越しの需要が高いためです。

逆を言えば

引越しの需要が少なくなる日時を選べば、引越しの費用を安く抑えられる可能性が高くなります。

下記表のように曜日と便の時間帯によって値引きの割合が変わります。

曜日/時間帯 AM便 PM便 フリー便
月曜日 20%OFF 25%OFF 35%OFF
火曜日 25%OFF 30%OFF 40%OFF
水曜日 25%OFF 30%OFF 40%OFF
木曜日 25%OFF 30%OFF 40%OFF
金曜日 15%OFF 25%OFF 35%OFF
土曜日 5%OFF 10%OFF 15%OFF
日曜日 5%OFF 25%OFF 30%OFF

※当サイト調べ

曜日を選ぶ

やはり割引率が多いのは月曜日~木曜日であり、金土日に比べても大きな差があります。

金曜日と月曜日は休みを取って土日の連休に合わせる人が多いため、土日ほどではありませんが人気がある曜日です。

時間帯を選ぶ

引越し当日の時間帯については、AMから開始する時間の予約枠の方に人気があります。

作業の開始時間が遅いと作業時間によっては夜遅くまでかかり、その日のうちに荷解きが終わらないこともあるためです。

よって、人気のあるAM便は割引きのパーセンテージが少ない傾向にあります。

逆のPM便はAM便よりも引越しをする人が少ないことから割引率が多くなっています。

さらに、時間を指定せず業者の都合に合わせる「フリー便」を選択すると、割引率が増え引越し全体の総額を抑えることができるでしょう。

引越し日時の選び方の良い例を紹介します。

金曜日のPM便で安く引越しをして、土日にゆっくり荷解きや片づけをする

・月曜日に片づけをするために休みを取っておいて、日曜日のPMで安く引越しをする

 

六曜(ろくよう)を選ぶ

六曜の中でも人気の日程があり、割引が変動して見積り金額に影響することもあります。

六曜とは―
日本では、暦の中でも有名な暦注の一つで、一般のカレンダーや手帳にも記載されていることが多い。今日の日本においても影響力があり、「結婚式は大安がよい」「葬式は友引を避ける」など、主に冠婚葬祭などの儀式と結びついて使用されている。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

六曜は「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つがあり、昔から引越しも儀式の一つとして考えられたことで、現在でも暦を使用されることが多くあります。

「大安」「友引」は吉日として人気があるため、引越しの割引は少なく料金が高くなる傾向にあります。

「仏滅」や「赤口」の日取りは暦のうえで物や人の移動は縁起が悪いとされることから、人気が低く料金が安くなりやすくなる傾向があります。

六曜によっても人気不人気により料金が変動しますので、お得な日を選ぶ際の参考にするように覚えておきましょう。

まとめ

このように、需要と供給のバランスで引越しの価格は大きく変動します。

そのため、

多くの人が避ける時期や日時をあえて選ぶ方法を選択することで、引越し料金を安くすることができます。

 

見積り担当者との値引き交渉も可能となり、万単位での割引きもできるかもしれません。

自身のスケジュールをよく確認して、対応可能な範囲で引越し日を選択していくことが大切です。

新生活に向けて、割引きが多いお得な引越しをGETしましょう!