引越しについての疑問点

賃貸物件の引越しで、退去時の掃除はどこまですればいいの?

 

現在、マンションやアパートなどの賃貸の物件に住んでいて、これから引越しで退去の予定をしている方は、退去時の掃除をどの程度を行わなければならないのか気になりますね?

 

『賃貸の物件なので、次の入居者が入居する前にクリーニングが施工されるはず、、、』

と言っても、本当に大丈夫なのでしょうか?、

退去時のクリーニング費用として、自身が思っている以上に出費が大きくなってしまい、大変な思いをしたという話は多くの方が耳にされたことがあるのではないでしょうか?

 

このように、賃貸物件からの退去が初めての方も、何度か経験している方も、毎回心配になるのが退去時の費用やトラブルです。

 

そこで今回は、

賃貸物件からの退去時の掃除をどこまでするべきなのか?そして、退去時に注意しておきたいこともあわせてご紹介していきます。

 

管理人
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筆者のプロフィール

makotoと申します。

現在、某大手引越し会社に勤めるサラリーマンです。

引越し業界のリアルな情報をお届けし、
「サイコーの新生活」
をスタートしてもらうための活動をしています。

 

 

 

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賃貸物件の退去時にお掃除は必要なのか?

賃貸物件の場合、基本的には入居者が退去した後には業者によるハウスクリーニングが施工されます。

そのため、退去する際のお掃除は必須ではありません。

しかし、

まったくお掃除をしない場合は大家さんや管理会社に失礼になることもあります。

お掃除は必須ではありませんが、最低限のマナーは必要です。

また、ひどく汚れてしまっている場合は、ハウスクリーニング費用を多く請求されてしまうこともありますので、可能な限りお掃除をすることがおススメです。

お掃除をしっかりすれば退去時の費用を減額できる?

賃貸物件の場合、入居時の契約で敷金を支払うケースが多いです。

敷金とは、賃貸物件を退去したあとに行われる原状回復(部屋のクリーニングや傷などの修繕)の費用として、入居前にあらかじめ管理会社や大家さんに預けるお金のことです。

金額は各物件により異なりますが、家賃の1~2ケ月分を設定されているケースが多いです。

敷金は0円という条件の物件もありますので、入居時の契約書類を確認して契約内容を確認しておくとよいでしょう。

入居時に支払った敷金は、退去時の原状回復費用に足りているのか不足してしまうのかによって、入居者が退去する際の費用が変わります。

原状回復費用が敷金で足りている場合、残ったお金は入居者に返金してもらえます。しかし、原状回復費用が敷金より多く必要となった場合、費用を追加で支払わなければなりません。

〇敷金-原状回復費用=プラスで残高があれば返金してもらえる!!

●敷金-原状回復費用=マイナスで残高がなければ追加費用の支払いが発生!!

つまり、

原状回復費用をいかに低く抑えるかということが、退去時の出費を抑えるポイントなのです。

退去時には、引越しで荷物を運び出した後、管理会社や大家さん立ち合いの元でお部屋のチェックが行われます。

キッチン周りの油汚れが酷い、トイレの汚れが酷い、浴室にカビや水アカが多く発生している等の理由で原状回復が困難になる場合、日常の管理不足とみなされ、クリーニング費用を多額に請求されるというケースも珍しくはありません。

退去時の部屋のお掃除は、自分自身でできる限りキレイにすることは必須なのです。

賃貸物件の原状回復義務とは

原状回復とは

賃貸物件における原状回復とは、住んでいた部屋を住み始める前の状態に戻すことを意味します。

原状回復については、令和2年4月に施行された民法で明文化されています。

<民法第621条>
「賃借人は、賃借物を受け取った後にこれに生じた損傷(通常の使用及び収益によって生じた賃借物の損耗並びに賃借物の経年変化を除く。以下この条において同じ。)がある場合において、賃貸借が終了したときは、その損傷を原状に復する義務を負う。ただし、その損傷が賃借人の責めに帰することができない事由によるものであるときは、この限りでない。」

つまり、

借主が賃貸物件から退去するときは、住み始める前の状態に元通りにする義務が定められているということです。

ただし、損傷が「通常の使用及び収益によって生じた賃借物の損耗並びに賃借物の経年変化」といった、経年劣化や通常損耗に当てはまる場合は原状回復に含まれません。

経年劣化とは

経年劣化とは、賃貸物件の部屋を通常通りの使用をしている際に、時間経過とともに住居の価値が減少することを指します。どんなものでも年数が経てば少しずつ古くなり劣化します。

~経年劣化に当てはまる事例~

・日光による壁紙の日焼けや畳やフローリングの色あせ

・ネジや釘などの金属部分の錆び

・その他、通常通りの使用をしているにも関わらず年月の経年により壊れてしまった設備

通常損耗とは

通常損耗とは、人間が生活していく上において防ぎようのない損傷のことです。賃貸物件を用途どおりに使用している過程で自然発生する損傷です。

~通常損耗に当てはまる事例~

・大型家具などを置いたことによる床のへこみ

・下地ボードに影響しない程度の画鋲の跡

・冷蔵庫の後ろの電気焼け(黒ズミ)

これらの経年劣化・通常損耗に当てはまることは、入居者側に原状回復の義務はありません。

※オフィスや店舗の賃貸契約の場合、契約内容によっては通常損耗も原状回復に含まれるケースもあるため注意が必要です。

特別損耗とは

特別損耗とは、入居者の故意や不注意で発生した価値の減少による損害です。特別損耗の責任は入居者側にあるとされるため、原状回復の義務を負うことになります。

入居者の故意や過失によるものや、手入れや管理方法に問題があり発生したキズや汚れは特別損耗に分類されます。

~通常損耗に当てはまる事例~

・タバコのヤニ汚れ

・家具の搬出入時にできた傷

・ペットが付けたしまった傷や汚れ

退去時のお掃除の範囲はどの程度?

では、お掃除の範囲は一体どの程度が必要なのでしょうか?

具体的に見ていきましょう。

1.完璧にする必要はない

2.目立つ箇所を重点的にキレイにする

3.ポイント別お掃除方法

完璧にする必要はない

まず、退去時のお掃除は、隅々まで完璧にきれいにする必要はありません。入居時のような状態にするには専門の清掃業者レベルの作業をしなければなりませんので、お掃除の程度は個人でできる範囲で十分です。

目立つ箇所を重点的にキレイにする

完璧にきれいにする必要はありませんが、日常レベルの掃除機掛けや掃き掃除程度というわけにはいきません。

お部屋の中で、汚れが目立つ箇所や退去時に管理会社の担当者がチェックするポイントをしっかり押さえてお掃除を進めることが良いでしょう。

お掃除チェックポイントは以下の6つです。

・キッチン

・トイレ

・洗面台

・お風呂

・床

・窓

お部屋の中で、上記6つの箇所にある汚れや傷に対して重点的にお掃除することが望ましいです。ただ全体をざっくり掃除するイメージではなく、汚れの目立つところを絞ってしっかりお掃除することがポイントです。

ポイント別お掃除方法

キッチン

キッチン周りでチェックするべき箇所は、ガスコンロ周辺・換気扇・シンクと蛇口・排水口です。

キッチン周りは油汚れや水アカが付きものですので、油汚れにはアルカリ性洗剤、水アカにはクエン酸などを含む酸性洗剤が有効的です。

スポンジで擦ることも良いですが、マイクファイバークロスを使用すれば汚れが落ちやすくなります。

換気扇はフィルターを外し、油汚れをある程度除去したらフード全体を雑巾で拭き取りましょう。

排水口のゴミなどを捨てることも忘れないように注意しましょう。

細かい部分のお掃除には、使い古した歯ブラシなどが役に立つアイテムの一つです。

トイレ

トイレのお掃除では、便器だけではなく便座や便器の裏側が汚れているのでしっかり確認しましょう。

便器や床はトイレ用のお掃除シートで汚れを拭き取ります。便器周りの床には尿が飛散して汚れていることもありますので、しっかり拭き取りましょう。

便器内の黒ズミはトイレ用洗剤を掛け、しばらく時間を置いてからブラシで汚れを落とします。便座は外せるタイプであれば外して掃除しましょう。

仕上げは濡れた雑巾で全体を拭いた後、乾いた雑巾で拭き上げると水滴も目立たずキレイに仕上がります。

その他、トイレットペーパーカバーやタンクの蛇口などのホコリも拭き上げると全体が美しく見えます。

洗面台

洗面台のお掃除は、鏡・洗面ボウル・排水口をチェックしましょう。

洗面ボウルの黒ズミや水アカは中性洗剤では汚れが落ちにくいため、クエン酸水を使用すると汚れの除去がしやすくなります。汚れが落ちたら全体を水で流し、乾いた雑巾で拭き上げればよいでしょう。

排水口は髪の毛等のゴミを捨て、フィルターの汚れをスポンジや古歯ブラシ等でキレイにします。

最後に鏡を水拭きした後に乾いた雑巾で拭き上げましょう。

お風呂

お風呂でチェックしておきたいポイントは、浴室全体の壁と床・排水口です。

浴室の水アカやカビは浴室用洗剤を使用し、スポンジでこすり汚れを落としていきます。カビが落ちない場合は、市販のカビ取り剤をキッチンペーパーやトイレットペーパーに染み込ませてからカビ汚れ箇所に当て、しばらく時間を置いてから再度スポンジで擦りましょう。

排水口は髪の毛等のゴミを除去した後に、ぬめりを取るために洗剤とスポンジでキレイに洗い流しましょう。

床(フローリング)

引越しで荷物を後や家具や大型家電の移動後によく見ておくべきポイントが床(フローリング)です。

日常生活では気づかなかったホコリや汚れが溜まっているケースはよくあります。

まずは掃除機掛けを全体に行い、固く絞った雑巾等で水拭きをします。目立った汚れがあれば洗剤を使用して除去しましょう。

畳の場合は全体を畳の目に沿って掃除機掛けでホコリを取った後に水拭きをします。その際、熱めのお湯で絞った雑巾を使用すると油分を溶かし仕上がりがキレイになります。

窓ガラスを掃除する際は、ガラス用の洗剤を全体に吹きかけた後に、水を浸して絞った雑巾で窓の中央に向かって拭いていきます。水拭きの後は乾いた雑巾で汚れや洗剤を拭き取りましょう。

手垢やタバコのヤニなどの汚れが落ちにくい場合は、窓ふき用のクレンザーを使用して汚れを落としましょう。擦りすぎてガラスを傷つけないように注意は必要です。

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引越しをする際は新居の契約、住民票や郵便の転送届け、免許証や各種カードの住所変更、家の荷物の荷造り等々、、、やらなければならないことがかなり多いです。

その上で、お部屋全体や水回りの掃除はかなりの時間と体力の負担になることは間違いありません。

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まとめ

賃貸物件の退去の時は、お部屋のお掃除をする必要があります。

お掃除をすることにより敷金が返ってくることもありますが、原状回復費用が多く発生すれば追加で費用を支払わなければならない可能性もあります。

お掃除を行うにあたっては、完璧にする必要はありませんが、汚れの目立つポイントを押さえてしっかりお掃除しましょう。

引越しで手続きや準備が大変な方にとっては、ハウスクリーニング専門業者を利用することがおススメです。

「飛ぶ鳥跡を濁さず」ということわざにあるように、お世話になった部屋はキレイにしてから新生活をスタートさせることがよいでしょう。

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